もくじ
先日、マヌカハニーに除草剤が検出されたというニュースが話題になりました。
私は、マヌカハニーが日本で最初にブームになり始めた十数年前からずっと愛用しています。
のどや鼻に違和感を感じたときに、マヌカハニーをぺろりと舐めることで親(40代)も子供(幼児)もほぼ熱をだしていません。
今まではMGOやUFOなど、数値の信頼性を重視して選んできましたが、これからは除草剤の残留についても注意して選ぶ必要があるということです。
できれば分析書があれば安心です
マヌカハニーは不正品が多く出回っており、ただでさえ数値が証明された確かなものを選ぶのが難しいです。
除草剤や農薬が残留していない安全なマヌカハニーは、なかなか見つけにくいのが現状です。
結論から言ってなるべく安全で確かななマヌカハニーを選ぶ3つの条件は
- モノフローラルのマヌカハニー
- 除草剤が残留していない旨公式発表しているもの
- 分析証明があるもの
だと思います。
最低でもこれらのうち一つ、または複数の条件に当てはまるマヌカハニーを選ぶ必要があります。
なかでも一番確実性が高いのは、信頼できる機関で作成された分析書をオープンにしているメーカーの物です。
マヌカ業界は偽装天国
マヌカの花はニュージーランドにしか自生しない植物ですが、そのニュージーランドでは毎年1,700トンのマヌカハニーが生産されているそうなのです。
しかし、全世界で「マヌカハニー」と名前の付いた商品は毎年10,000トン以上売られているそうです。
つまり、本物は市場の20パーセント程度ということですよね!
除草剤云々の前に、本物のマヌカハニーであるかどうか怪しいということ。
ならばきっちり分析書が出ているものを買うのが一番安心です。
分析書にはいろいろありますが、除草剤、グリホサートの残留がないか書かれている証明書を出しているメーカーもあります。
検査機関がどういうところのものなのかだけは念のためチェックしましょう。
こちらのTNCマヌカハニー
はニュージーランド政府公認の分析書を開示しています。
ニュージーランド政府公認の分析書
採取場所は国立公園、単一の花の蜜(モノフラワーハニー)なので、先ほどの3つの条件を満たしています。
分析書がないマヌカハニーは安全ではないのか?
分析書がないものの安全性を見極めるポイントは、先ほどの3つの条件のうち、そのほかの2つです。
分析書の様な確実性はありませんが、何も考えず選んでしまうよりマシでしょう。
モノフローラルのマヌカハニー
モノフローラルというのは単一の花、つまりマヌカの花からだけ採取したという意味です。
今回の除草剤は、マヌカフラワー単一の蜜でなく、複数の花の蜜が混じっているものから検出されています。
ミツバチは、決まった草花から蜜を集めるというより、移動可能な距離の中で蜜をとるそうです。
必然的に、平地や畑に、牧草地に近いところだと、マヌカの木のほかに様々な草花が生えています。
それらの土地に除草剤がまかれていると、必然的に蜜蜂が集めた蜜にも除草剤の影響が出るといわれています。
公式で安全性を表明しているもの
品質証明書を公開していないメーカーでも、グリホサートの残留がないということを確認しているという声明をだしているメーカーがあります。
エビデンスが出ていなければ不安ではありますが、日本のメーカーで堂々と偽装する確率は低いと解釈します。
黙秘を決めいこんでいるメーカーの物よりは安心感ありますよね。
今回の一連の除草剤残留の騒ぎで、いくつかのメジャーなメーカーがグリホサートに関しての残留がない旨公式発表しています。
そもそも除草剤にそこまで神経質にならなくてもいいのでは説もあります
今回のマヌカハニーから除草剤が検出された件いついて、日本政府は基準値以下だと言うことで、特に規制を設けることはしないようです。
日本の基準では、今回のマヌカハニーの件と同じく、給食のパン(輸入小麦を使っていると思われる)からグリホサート検出された時も特に大きく問題になりませんでした。
そして、グリホサートは普通にホームセンターでも「ラウンドアップ」などの商品名で大量に売られている商品です。
つまり、自分が使わなくても隣家の人が庭の除草のために撒いている可能性があります。
政府としては除草剤が残留していても、それは人体に悪影響があるレベルではないということなので、マヌカハニーに残留していたくらいで気にする必要はないのでは?というのも一つの意見だと思います。
あとは個人の判断となる、ということです。
ちなみに、日本ではこのような扱いを受けているグリホサートですが、ヨーロッパやアメリカではめちゃくちゃ問題視されている除草剤です。
グリホサートは世界で最も使用量の多い除草剤。しかし、2015年、世界保健機関(WHO)の外郭団体である国際がん研究機関(IARC)が「ヒトに対しておそらく発がん性がある」との結論を下し、危険度を示す5段階評価で2番目に高い「グループ2A」に分類したのを機に、使用を禁止したり規制したりする動きが急速に広がっている。
食品の安全に敏感な欧州では、フランスが昨年、グリホサートを有効成分とする一部除草剤の販売を禁止。ルクセンブルクは今年中にグリホサートを全面禁止にする予定で、ドイツも2023年末までに使用禁止にする計画だ。
先ほどのニュースリンクより引用マヌカハニー 一部除草剤検出(Yahoo!ニュース)
アメリカでは健康被害に関して1兆円規模の裁判も起こされています。
私個人の考えですが、せっかく健康増進のために食べている物なので、いくら人体にさほど影響がないといわれようと、わざわざ除草剤が入っているものを口にするのは本末転倒なので、分析書があるマヌカハニーを使います。